2009年9月15日

dNA@TMUG Bridge, 2009.09.13

アルスエレクトロニカでも受賞経歴のある、アンビルドな建築ユニット doubleNegativesArchitectureがプレゼンテーションを行い、その様子を見てきたので、備忘録がてら内容をまとめておく。

(建築系のプレゼンを受けるのに不慣れで、またつたない理解で書いてる点はご容赦を・・)

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トピックとしては2つ。
  1.  近作のインスタレーション事例紹介
  2.  空間表記法 SuperEye の説明
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1. 近作紹介
 ・リンツ、山口で会場を変えて行われたインスタレーション
 ・ユニット化されたセンサーを、対象の建物の各所に据えつけ
   ・センサー数のオーダーは20〜30
 ・センサーから収集される微所的な環境情報をリアルタイムに取得
 ・センサーは個々が計画的に配置されており、個々がネットワークのノードである
 ・取得した環境情報を、ネットワークにフィードバックさせて、ノード間の関係をリアルタイムに変化させる
 ・レンダリングした3次元の構造物と実際の建物を重ね合わせて提示

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2. SuperEye - 空間の知覚・表記の代替手法の提案
 ・客観的な視点から出発して構築されるのが従来の建築物
  →主観的な視点から出発して構築される構造は?
   ・蟻塚、蜂の巣、珊瑚
   ・boid, Flock  
  →いずれも構築の主体は、全体像を持っていない
 ・直交座標系 --- 立面図、平面図、パース
  → 極座標系 ---SuperEye, 飛行機や潜水艦のレーダ
 ・SuperEyeによる空間解析のケーススタディ
  ・サヴォワ邸スロープ前を平面に落とし込んでみる
  ・太陽の昇降運動を落とし込んでみる
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